【浦添】旧暦8月15日にあたる8日夜、浦添市内3集落で十五夜祭りがあり、国選択無形民俗文化財や市指定文化財に指定されている獅子舞が奉納された。いずれも350年~500年続く。

約350年続く市指定文化財の仲西の獅子舞=8日、仲西公民館広場

約450年続く市指定文化財の内間の獅子舞=8日、内間公民館広場

約500年続く国選択無形民俗文化財の勢理客の獅子舞=8日、勢理客公民館広場

約350年続く市指定文化財の仲西の獅子舞=8日、仲西公民館広場 約450年続く市指定文化財の内間の獅子舞=8日、内間公民館広場 約500年続く国選択無形民俗文化財の勢理客の獅子舞=8日、勢理客公民館広場

■熱演子ども白獅子 仲西

 仲西公民館広場では、島袋綸さん(12)、糸数鞠杏(まりん)さん(12)ペアなど子ども獅子舞が活躍した。辺土名勇鷹(ゆうは)君(8)、平良江里佳さん(10)、平良偲乃さん(12)、黒島日菜子さん(10)、源河帆南美さん(10)、辺土名綾月(あやき)さん(9)が白い獅子3頭になって口をパクパク鳴らし、新川結菜さん(11)と知念菜月さん(12)は紅白のまりをくわえて投げた。

 中山尚さん(32)、池原槙之佑(しんのすけ)さん(19)ペアも圧巻。特に、トリを飾った池原さんと伊佐恒太さん(22)は、前足であごをかいたり、寝返りをうったり、舞台の外まで走り回ったりと躍動感あふれる演舞をみせた。最後は観客と獅子が一体となってカチャーシーで締めた。

■息ぴったり多彩伝統芸 内間

 内間公民館広場では、内間の大アカギを描いた垂れ幕を舞台に張り、みたらし団子を食べて楽しんだ。幕開けは平良安子さん(72)、下地幸子さん(75)、照屋しまさん(60)、根間泰代さん(70)、川満シズさん(75)のかぎやで風。120歳の長老を敬って子や孫が芸を披露するという筋書きの劇「長者の大主(うふす)」では、當山寿人さん(44)や東江理美子さん(39)が出演し、嘉陽田久子さん(71)は顔にビニールテープを貼ってハーメー役になった。獅子舞では城間拓海さん(39)と東江尚治さん(40)ペアが息を合わせ、仲宗根一真(いちか)さん(13)、小山美鈴さん(15)、徳村真衣さん(16)らニヌファ太鼓の演舞もあった。

■500年の技 若手が継承 勢理客

 勢理客公民館広場の「長者の大主」は、大主役30年の又吉謙一さん(62)を筆頭に、具志堅薫さん(58)、具志堅智洋さん(36)、照屋正子さん(58)らベテランが演技。亀谷真亜玖(まあく)君(12)は初めてサンラー役を務めた。

 獅子舞は、當間大吾さん(22)と具志堅豪志さん(22)が形「ジャンメー」で始め、當間正人さん(25)と與儀邦彦さん(16)は旗のついた棒をくわえて拍手を浴びた。具志堅勝哉さん(29)、翁長武仁さん(27)ペアも出演。仲程ヨシさん(91)、比嘉文さん(80)、島袋久子さん(79)ら勢隆会の踊り「キャロットアイランド」もあり、司会の川満しぇんしぇーが「すてきな踊りに、心の悩みもキャロッと忘れてしまうね」と笑わせた。