【浦添】穴の中のエビ、砂の上のオオヤドカリ、岩陰のルリスズメダイ-。キャンプ・キンザー沖のイノーを歩くイベントが7日、「カーミージーの海で遊び隊」の主催であった。ひざ下約30センチの世界に次々現れる生き物に、親子連れ約45人が歓声を上げた。

見つけた生き物の特徴を説明する浪岡光雄さん(右端)=7日、キャンプ・キンザー沖のカーミージー周辺

 母親の由(なお)さん(36)と一緒に来た浦添市の藤田温(はる)ちゃん(4)は、魚を捕まえようと胸まで海に漬かった。砂に勢いよく潜るのが得意なカニの一種、ソデガラッパに出会い「さっきは持てんかったから…」と、恐る恐る甲羅をつかんだ。南風原町の比嘉日菜多さん(9)は、砂に囲まれた水たまりで体長約1センチの黒い魚を発見。ボールに入れてしばらく目を凝らし、そっと海に戻した。「ナマコ怖い…。さっきプニュッて踏んじゃった」と、母親の真紀子さん(36)にしがみついたのは那覇市の木原紗良ちゃん(4)。兄の琉真君(6)と裕翔君(9)が元気よく先を行く中、一歩一歩慎重に歩いた。

 浦添市の新垣優志君(7)は、祖母のよし子さん(65)が見つけた二枚貝を手に歩いた。遊び隊の浪岡光雄さん(65)が、3年前から観察を続けるイソギンチャクとカクレクマノミを紹介すると興味津々。待ちきれずに手を伸ばし、指に絡みつくイソギンチャクの意外な感触に焦っていた。