【今帰仁】やんばるの熱い思いを胸に時代と世代を超えて返り咲いた情熱の舞台「北山の風~今帰仁城風雲録」(主催・北山てぃーだの会、TAO Factory、原作・新城紀秀、演出・藏當慎也)の公演が8月30日、今帰仁村コミュニティセンターであった。村を中心に、北部地域の小学生から高校3年生まで総勢31人が、迫真の演技と若さあふれる踊りを披露した。

出演者が勢ぞろいしたフィナーレ=今帰仁村コミュニティセンター

 新メンバーのお披露目となった舞台。北山王朝最後の王「攀安知」と北山の山犬とやゆされた副将「本部太原」との確執、王の遺児「千代松」によるあだ討ちを描いた、知られざるもう一つの北山落城の物語を、現代版組踊としてよみがえらせた。

 北山高校郷土芸能部三線指導者の上間久武さんらが地謡を務め、ボーカルの新城京子さんらが、情感を込めた歌で花を添えた。

 フィナーレでは、本部太原を演じた、北山高校3年の玉城滝一君が出演者を代表して「やんばるの熱い思いを胸に頑張っていきます。ありがとうございました」と堂々と感謝を述べた。

 村内から来場した観客は「子どもたちの威風堂々とした立ち振る舞い、細やかな演技など、とても素晴らしかった。今後の成長が楽しみ」と笑顔で話した。

 同舞台は10月5日、タイムスホールでの公演が決定している。(赤嶺幸代通信員)