「はいさい ぐすーよーちゅーうがなびら」。今どきの会合やイベントは、大方こう始まる。各団体の主催者や市町村長も、しまくとぅばであいさつ。冒頭だけの人もいれば、最後まで通す人も。しまくとぅばを耳にする機会は、格段に増えた

▼情けないが筆者は、長い文になると意味がつかめず、内容を確かめるために、慌てて走ることがある

▼先日、宜野湾市野嵩の豊年祭で組踊「忠臣護佐丸」が上演された。区民が約2カ月練習を重ね、話し言葉よりさらに難しい、独特の抑揚のあるせりふをこなした。出演した小学生2人は、最初は意味を理解できなかったが、柔らかい頭脳で、最後は他の配役のせりふまで覚えたという

▼地域の公園の特設舞台前に、多くの人が集まって熱心に見入った。伝統行事が暮らしに密着し心をつかんでいるさまに、こちらも胸が熱くなった

▼言葉と文化、生活は不離一体。本紙しまくとぅば通信員さんが、しまくとぅばを「うちなー文化ぬむーとぅなとーる(沖縄文化の基礎になっている)」と語る通りだと痛感した

▼きょう9月18日は、しまくとぅばの日。遅ればせながら身に付けたいと思う。なまからやてぃん ゆー まにあいんどー。んなし しまくとぅば ちからな(今からでも間に合う。みんなでしまくとぅばを使いましょう)。(安里真己)