英北部スコットランドの独立を問う住民投票を前に、英紙ガーディアン(電子版)は15日、沖縄の基地被害と独立の動きを紹介する記事を掲載した。「スコットランドに比べ沖縄の独立運動は小規模だが、新基地建設計画と県民の怒りに後押しされている」と記した。

沖縄の独立運動を紹介する英紙ガーディアンの記事

 現地を訪れている琉球民族独立総合研究学会共同代表の友知政樹沖縄国際大教授が「住民投票で独立賛成が多数だった場合、英国や国際社会がどう反応するかに関心がある。沖縄や世界中の人々と同様に、スコットランドの人々には独立や自らの将来を決定する権利がある」とコメントした。

 記事はさらに沖縄戦から続く米軍基地の集中からオスプレイ配備、名護市辺野古の新基地建設問題まで、不平等な状況を解説。かつて琉球王国だったことにも触れた。

 県民の声として「東京の政治家は私たちの願いを数十年にわたって無視してきた」「独立したら経済的にも軍事的にも成り立たない。生き残るためには、日本の一部が一番」などの意見を紹介した。

 取材を受けた友知教授は本紙に対し「掲載後、日本やスペインのメディアから取材依頼があった。16日に来て以来、連日のように住民投票が報じられており、賛成、反対にかかわらず多くの人から話を聞きたい」と話した。