サッカーJ3で7位のFC琉球は21日、沖縄市陸上競技場で3位のAC長野パルセイロと対戦する。長野は現在の上位3チーム(金沢、町田、長野)の中で、琉球が唯一白星を挙げていないチーム。2011年11月の初対決から、8戦全敗と苦杯をなめている。

古巣長野からの勝利を目指す琉球の小湊隆延コーチ(右)=18日、東風平運動公園サッカー場

 選手同様に初勝利へ静かな闘志を燃やしているのが、小湊隆延コーチ(43)だ。2歳年下の薩川了洋監督とともに、昨年長野から琉球入りした名参謀は「自信を持てば互角以上に戦える」と手応えを感じている。

 長野県出身でパルセイロの前身「長野エルザSC」からのメンバー。選手や指導者として「チームをJの舞台へ」という夢に人生を懸けた。11年のJFL昇格から2年連続2位の好成績を残しながら、2年前に志半ばで退団。「今度は敵として長野を倒す」と覚悟を決め、琉球の若い選手たちにげきを飛ばす。

 情熱的な指揮官とは対照的に、緻密な分析家の印象が強い。「まずは先制点。最後まで運動量で負けなければ勝機はある」。古巣から初勝利を奪うイメージはできている。