「ロト6詐欺」や「架空請求詐欺」など特殊詐欺犯罪の未然防止に向け、沖縄県警と金融機関が共同で県内初となる独自の防犯チェックシートを作成し、19日から活用を始めている。来店客に記入を促し、声掛けとともに被害の未然防止を図る。県警は18日、沖縄総合事務局や沖縄県銀行協会と「犯罪の起きにくい社会づくりに関する協定」を締結。加藤達也本部長は「積極的に情報提供し、関係機関との連携を深めたい」と決意を述べた。

沖縄県警と沖縄県銀行協会が初めて作成した防犯チェックシート

 県警安全なまちづくり推進室によると、県内の特殊詐欺被害の認知件数(8月末現在)は12件で、被害額は約3860万円。前年同時期に比べ、件数は1件、額は約4千万円減少している。一方、全国では7月末現在、認知件数7294件、被害額312億円と過去最悪のペースで増えており、県警は「特殊詐欺は広域性が特徴。いつ沖縄に波及するか分からない」と警戒を強めている。

 県内では「ロト6」などの情報提供料の名目で金をだまし取る「ギャンブル必勝法詐欺」と有料サイト登録料などと偽り、金を請求する「架空請求詐欺」がともに5件と最も多い。被害額別では、ギャンブル必勝法詐欺が約2140万円で「金融商品等取引詐欺」が約1300万円だった。

 県銀行協会の金城棟啓会長は「チェックシートを活用し、水際での被害防止に役立てたい」と話している。