【南城】第3回南城市かいされー大会(主催・同実行委員会、市文化協会)が13日、大里城址公園で開かれ、市内外の15人が切々と、そして高らかに古里を思う民謡を歌った。最優秀賞には、声量があり情感を込めて「かいされー(百名割(わい)取(とぅい)小(ぐゎー))」を歌った市玉城奥武の会社員、大城尚美さん(27)が輝いた。

南城市かいされー大会で最優秀賞に輝いた大城尚美さん(右)と伴奏する兄の亮さん=13日、大里城址公園

 古里を詠んだ歌を継承し、市の文化発展に貢献しようと行われた。9歳から72歳の男女が三線の早弾きや遅弾きで、歌詞を4番まで熱唱。発声は聞き取りやすいか、テンポ良く歌ったかなどを競った。

 大城さんは、三線の先生が住む玉城百名にある、山をU字型に削って道を造った「割取」に若者が集まって語り明かす歌を、気持ちを込めて歌った。「第1回大会では入賞できなかっただけにうれしい。賞を励みに、多くの大会に出場したい」と喜んだ。

 実行委員長の島袋健さん(65)は「個性のある歌を聴くことができ、良かった。うちなーぐちの継承にもつながるのではないか。将来的には、優勝者を集めたグランプリ大会も開きたい」と話した。

 他の入賞者は次の通り。(敬称略)

 優秀賞・玉那覇利光(市知念知念)▽審査員特別賞・知念光栄(市佐敷小谷)▽奨励賞・神谷朝昭(西原町兼久)、宮里彩花(那覇市国場)、池原輝飛(てるたか)(西原町上原)