【宜野座】2年に1度開催され、118年の歴史がある「宜野座の八月あしび」が13日、村宜野座の平松毛であり、舞踊や組踊などを奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。八月あしびを仕切る二才団の山田健団長は「先輩たちが大切にしてきた歴史ある宜野座の財産を、後世に引き継いでいく責任がある」と継承を呼び掛けた。

息のあった演舞で会場を沸かせた宜野座の京太郎=13日、宜野座村宜野座・平松毛

果物に見立てた鈴を持った猿(右)にいたずらされる獅子=13日、宜野座村松田

息のあった演舞で会場を沸かせた宜野座の京太郎=13日、宜野座村宜野座・平松毛 果物に見立てた鈴を持った猿(右)にいたずらされる獅子=13日、宜野座村松田

 道じゅねーの後、平松毛に設置された手作りの舞台では「蝶千鳥」や組踊「伏山敵討」、県指定無形民俗文化財「宜野座の京太郎(ちょんだらー)」、平松毛を舞台にしたオリジナル喜劇「平松毛物語」など24演目を披露。迫力ある演舞や笑いを誘う掛け合いに、会場は盛り上がった。

 京太郎のリーダーを務めた山城英輔さん(25)は「2年後の120周年を見据えて今回から頑張った」と笑顔。メンバーらは11月に村の友好姉妹都市・愛媛県内子町でも披露するといい、馬舞者を演じた幸喜大輝さん(31)は「宜野座のちょんだらーをかっこいい、素晴らしいと思われるように頑張りたい」と意気込んだ。

猿と獅子の舞に沸く

 【宜野座】松田区の「八月十五夜あしび」が13日、村松田であり、道ジュネーや舞踊、組踊りなどで豊作を祈願した。

 十五夜あしびは2年に1度開かれ、同日は「長者の大主」や「浜千鳥」「本部大主」など25演目が演じられ、区が誇る獅子舞は舞台の前半と最後の2度披露された。

 獅子舞は猿(ワクヤー)が果物に見立てた鈴を使って、獅子にいたずらする光景を表現。猿と獅子の掛け合いや、見応えあるアクロバティックな動きに、会場からは笑いや拍手が沸いた。

 獅子を演じた石川勇次さん(27)と池原輝当さん(28)は「声を掛け合って息を合わせて頑張った」と笑顔。猿を演じた松田聖希さん(27)は「獅子をおちょくる様子が大事。猿に憧れる子どもたちもいるから、かっこよく踊れるように頑張った」と話した。

 獅子は「シィシィガナシ」と呼ばれ、地域の守り神としてあがめられ、およそ170年前から舞が踊られているといい、現在は3代目という。また、松田区の獅子は宜野座区の獅子と夫婦獅子で、松田が雄とされている。