名護市の稲嶺進市長は、県内外から届いたジュゴン保護のメッセージカードを張り付けた大きな布をマント風に羽織って登壇。「皆さんが座っている浜は、辺野古の皆さんがハーリー競争をし、正月には初日の出を拝むために親子が集まる。しかし、今の計画では作業ヤードにされ、新基地建設によって日常の風景が全く見られなくなる」と市民の憩いの場が失われる危機感を訴えた。

ジュゴンのマントをはおり、辺野古移設反対を訴える稲嶺進名護市長=20日、名護市辺野古

 貴重で豊かな自然やジュゴンを守るために、基地建設に反対する県民や県外の人の心を一つにすることを呼び掛けた。

 その上で、日米両政府に「オール沖縄」で反対していることをしっかりと示すほか、「県外はもちろん世界中から署名が集まっている。私たちウチナーンチュは、日本政府から大きな差別を受けているが孤立はしていない。自信と誇りを持って辺野古を止め、ウチナーンチュのアイデンティティーを示そう」と語気を強めた。

 名護市議会議長の比嘉祐一氏は「皆さんの目の前にある青い海、青い空は沖縄観光の一番良いところ。この美しい海を本当に埋めていいのでしょうか。絶対に私たちは許すわけにはいかない」と訴えた。

 名護市議会議員の翁長久美子氏は七つのスローガンを提起、(1)子や孫(2)サンゴ(3)ジュゴン(4)暮らし(5)平和(6)未来-のために新基地建設を止め、(7)全国、全世界の人々と連携しよう-と訴え、参加者と読み上げた。