【東京】民主党本部は22日、11月の知事選を自主投票とする方針を決めた。党本部で馬淵澄夫選対委員長と面会した県連の上里直司幹事長が記者団に明らかにした。県連が独自候補として擁立を決めた喜納昌吉代表の公認は認めなかった。一方、喜納氏は同日、都内で記者団にあらためて立候補する意向を示した。

 上里氏によると、党本部は喜納氏の公認を認めない理由として、翁長雄志那覇市長を推す連合の方針と反することや、喜納氏では他候補に勝てないことを挙げたという。仮に喜納氏が出馬した場合、「党の倫理規約に基づき除名も検討する」と県連役員の処分に言及したことも明らかにした。

 上里氏は、これまで海江田万里代表と馬淵氏は候補者選定について県連の意向を尊重する考えを示していたとし、「自主投票は極めて残念で憤りを感じる。乱暴なやり方だ」と反発した。

 一方、喜納氏は記者団に「立候補する意思は変わらない」と述べ、出馬の意思を示した。24日に那覇市内で出馬会見を開くという。

 党内には翁長氏を推す声もある。一方で、民主党政権で辺野古移設を認め、現在も党として方針を変えていないことから慎重な意見があり、自主投票としたとみられる。

 喜納氏は名護市辺野古の埋め立て承認の「撤回」を公約に掲げて出馬する意向を示している。