重い心臓病と診断され、心臓移植が必要な北谷町の松島良生(らい)君(12)=桑江中1年=の両親らが22日、沖縄県庁で会見を開き、米国での手術費用などで2億1500万円が必要として、募金協力を呼び掛けた。募金は11月末までに集め、12月には米国へ渡航しての移植手術を希望している。

募金協力を呼び掛ける父の松島良道さん(右から2人目)と母の美香さん(同3人目)ら=22日午後、沖縄県庁記者クラブ

募金の振り込み先

募金協力を呼び掛ける父の松島良道さん(右から2人目)と母の美香さん(同3人目)ら=22日午後、沖縄県庁記者クラブ 募金の振り込み先

 良生君は昨年12月、急激に心臓機能が低下する心筋炎を患い、補助人工心臓を装着するなどして一命をとりとめた。ことし7月に「心筋炎後心筋症」と診断され、県立南部医療センター・こども医療センターの集中治療室に入院して治療を受けている。

 主治医によると、ドナーが少ない日本では、心臓移植の待機期間が3年ほどかかる。体外式補助人工心臓は長期使用に耐えられず、国内での心臓移植はほぼ困難とみて、海外での移植手術の検討に至ったという。

 会見で父親の良道さん(43)は「国内で移植を待ち続けるのはとても厳しい状況で、海外渡航のほか道はない。命を救える道があるなら、何としても助けてやりたいというのが家族の願い」と話し、協力を呼び掛けた。

 母親の美香さん(43)は「心臓移植は、命をつなぐための最後の選択肢。良生も多くの人の協力に『ありがとうの気持ちでいっぱい』と話していた。勝手なお願いだが、皆さまの力を貸してください」と理解を求めた。

 会見後、那覇市のパレットくもじ前で募金活動を実施。両親の友人や地域の支援者で発足した「らい君を救う会」のメンバーが、道行く人に声を掛けた。

 募金は街頭での呼び掛けのほか、店舗や企業などに募金箱を設置する予定。銀行口座への振り込みも可能。問い合わせはらい君を救う会、電話098(989)7798。ホームページのアドレスはhttp://rai-aid.com