11月16日投開票の沖縄県知事選挙と同日選挙の公算が大きい那覇市長選挙で、自民党沖縄県連で有力候補だった県連副会長で県議会副議長の翁長政俊氏(65)は23日までに、選考から辞退することを県連所属の那覇市議団らに伝えた。複数の関係者が明らかにした。県連の選考委員会(委員長・国場幸之助衆院議員)では翁長氏擁立を支持する声が強い。24日の第3回会合で候補者を最終決定する予定。

翁長政俊氏

 選考委は、翁長氏を軸に協議を進めていた。一方で、那覇市議団は、名前の挙がった5人のうち元参院議員の西銘順志郎氏(64)を支持している。選考委の最終決定が迫る中で、市長選で支持拡大の実動部隊となる市議団が西銘氏を擁立する立場を崩さないことを受け、翁長氏が辞退を判断したとみられる。翁長氏が辞退する場合は、西銘氏を軸に選考が進む可能性が高まっている。

 ただ、翁長氏は前自民県連会長を務めた経験など政治手腕の評価が県連内で高い。公明県本との関係も深く、自・公両党の党本部サイドから待望論が浮上し、医療や建設など県連の職域支部十数団体からの支持も過半を超えた。

 市議団らは西銘氏が元県知事の西銘順治氏の長男として「西銘ブランド」を掲げた選挙戦術が有効と主張する。