離島を含む南部地区10市町村の商工会は29日から2週間、東京での物産展や人気カフェでのオリジナルメニューの考案・販売、インターネットの通信販売を組み合わせたキャンペーン「沖縄HanaHanaフェスティバル」を開催する。10商工会の合同企画は初めて。食材や文化にこだわりを持ち、流行に敏感な消費者をターゲットに、新たな視点で南部地区の特産品の魅力、価値を発信する。

東京でのフェスティバルをPRする豊見城市商工会の黒須大樹経営指導員(左)、沖縄県商工会連合会の荻堂盛臣専門経営指導員=沖縄タイムス社

亀せんべいと海ぶどうアイス

南部もずくのペペロンチーノ

東京でのフェスティバルをPRする豊見城市商工会の黒須大樹経営指導員(左)、沖縄県商工会連合会の荻堂盛臣専門経営指導員=沖縄タイムス社 亀せんべいと海ぶどうアイス 南部もずくのペペロンチーノ

 物産展は10月11、12の両日、東京渋谷区の国連大学前広場で開かれる。食品製造業を中心に34社が出展し、約100商品を展示・即売。生産者と消費者の「出会いの場」と位置付け、物産品の魅力を通した交流に重点を置く。有機野菜や産直の農産物が並ぶ人気のファーマーズマーケットと隣接する会場で物産展を開くことで、相乗効果を狙っている。

 カフェカンパニーグループ(東京、楠本修二郎社長)のシェフがオリジナルメニューを考案した。

 玉木製菓(南風原町)の亀せんべいを器に見立て、日本バイオテック(糸満市)の海ぶどうアイス、白川ファーム(八重瀬町)のジャム、上地屋(同)の「尚和三盆糖」を載せたデザート、赤マルソウ(糸満市)のシークヮーサーこしょうとモズクのペペロンチーノなど、新感覚の約10種類のメニューがそろった。フェスティバル期間中、都内の同カンパニーの6店舗で販売。今後、沖縄県内の飲食店向けにレシピを公開する。

 ネット通販も仕掛けている。全国商工会連合会の特産品販売サイト「ニッポンセレクト・ドットコム」の特設ページで商品を紹介。物産展に向け機運を高める戦略だ。

 全国商工会連合会の補助事業(2800万円)を活用。企画のまとめ役を担う豊見城市商工会の黒須大樹経営指導員、沖縄県商工会連合会の荻堂盛臣専門経営指導員は「商品だけでなく、生産者の『顔』を知ってもらい、都内の消費者と結び付きを強め、ファンを増やしたい」と話している。