那覇市立壷屋焼物博物館の企画展「現代沖縄陶工展 島武己~己宙南蛮」が24日、同館で始まった。薬品を使わず、磨いて色を出す独特の技法で知られる本部町出身の陶芸家、島武己さんが制作した食器やオブジェなど約40点が展示されている。10月19日まで。入場無料。

島武己さんの作品に見入る来場者=24日、那覇市・市立壷屋焼物博物館

 島さんは焼き上がりに上薬を塗らず、サンドペーパーで磨き上げ、まきの灰や窯の高温で変化した土の色を、そのまま作品に残している。磨きで赤や黄色、薄紫など色味を帯びた茶わんや皿、花生けと「御嶽」「魂」をテーマにしたオブジェなどが並ぶ。

 比嘉立広学芸員は「陶芸の世界を突き詰めた島さんの技術力を見てほしい」と来場を呼び掛けた。

 企画展は24日、宜野湾市の佐喜眞美術館でも始まった。同館ではオブジェを中心とした作品を展示している。