【宮古島】旧暦8月か9月の甲午(きのえうま)に合わせて開かれる「ミャークヅツ」(宮古節)が20日から始まり、市平良池間、西原(西辺)、伊良部佐良浜の3地区で子孫繁栄と豊漁豊作を願う伝統行事が執り行われた。

奉納角力で豪快な技が決まると、大きな歓声が起こった=宮古島市平良西原

 一定の数え年以上になった男性を中心とする祭りで、前年のミャークヅツ以降の1年間に生まれた子どもたちの成長を願い、拝所で願を掛ける「マスムイ」と呼ばれる儀式などがあった。

 21日、「中の日」の西原では、黒スーツと頭にタオルの鉢巻きを巻いた男性たちが集落内をパレード。クイチャーを踊り、奉納角力を披露するなどした。見物人が多く集まった奉納角力では、行司とのコミカルなやりとりに笑い声も響いた。

 東京で三線を習い、初めてミャークヅツに参加した会社員、濱谷剛史さん(35)は「堅苦しくなく皆楽しく祭りに参加している。地域一体になっており、いい経験をさせていただいた」。山村日出男自治会長は「見学者も多く、これまでに無いような盛り上がりだ」と喜んでいた。