【名護】ガジュマルの枝を巧みに剪定(せんてい)して家の形に造形した通称「ガジュマルハウス」が、地域で話題になっている。県道71号沿い、呉我入り口バス停留所そばにある家の持ち主、大城明さん(54)は「本当は瓦屋だが、屋根の四方とチージ(天辺)の両方は鬼瓦をイメージした形に刈り込んだ。人は住んでいないが、キジムナー(木の妖精)が住んでいるかも」と愛嬌(あいきょう)たっぷりだ。

ガジュマルの枝を刈り込み、屋根の形にした「ガジュマルハウス」と大城明さん=名護市・呉我

 ガジュマルは兄の高志さん(60)が20代のころに植えたもの。30年ほど前に、枝の伸びを食い止めようと父の故・吉正さんが剪定をはじめ、少しずつ形が屋根のようになっていったという。明さんは「きれいに刈り込むと、もっと屋根の形がはっきりしますが、7月に刈ったばかりなのに、夏は枝の伸びが早すぎて」と笑う。 

 同ハウスは高さ約6メートル、幅約8メートル、奥行き約6メートルで、軒の高さまでは1メートル30センチ。現在は造園業者に剪定を依頼しているが、年2回の害虫よけの消毒は明さんが行っている。「ガの幼虫が糸を引いて垂れ下がってくるから簡単。時期は早いが、そろそろショウグヮチダンパチ(正月散髪)お願いしようかな」とガジュマルをなでた。(玉城学通信員)