沖縄県内の新聞、テレビ、ラジオのメディア7社と広告代理店など2社は26日、沖縄のニュースやイベント、生活情報などをまとめて配信するスマートフォン向けアプリケーション「おきコレ」のサービス提供を始めた。各社が放送・配信したニュースのほか、県内でなじみのあるアナウンサーのブログ、スポーツ結果なども配信する。地域内のメディアが共同アプリを立ち上げるのは全国で初めて。今後は、放送中の番組にアプリを通して視聴者が参加できる機能の追加も検討する。

県内メディア7社が配信するニュースや生活情報などが閲覧できる沖縄情報アプリ「おきコレ」の画面

「おきコレ」を発表した県内7メディアの代表者ら=26日、那覇市・ホテルロイヤルオリオン

県内メディア7社が配信するニュースや生活情報などが閲覧できる沖縄情報アプリ「おきコレ」の画面 「おきコレ」を発表した県内7メディアの代表者ら=26日、那覇市・ホテルロイヤルオリオン

 沖縄タイムス、琉球新報、沖縄テレビ放送、琉球放送、琉球朝日放送、エフエム沖縄、ラジオ沖縄の7社に、アドスタッフ博報堂と博報堂DYメディアパートナーズが加わった計9社で「エリアプロジェクト@おきコレ」として今年3月から準備を進めてきた。

 3~4月にテストアプリを使って県内で実施したモニター実証では、アプリを「利用したい」「機会があれば利用したい」が82%あった。また、利用後は「新聞を見た(見るようになった)」が32%、「テレビを見た(見るようになった)」が24%、「ラジオを聴いた(聴くようになった)」が18%の割合あり、「おきコレ」のアプリ情報に接することで、各媒体への接触機会が高まるきっかけになっていることが明らかになった。

 アプリは無料でアップストアとグーグルプレイでダウンロードできる。アプリ内の項目には沖縄ニュース、沖縄コラム、全国ニュース、今日のテレビ、今日のラジオ、イベントがあり、現在放送中の番組や日付別のイベント情報をチェックすることもできる。バナー広告で得られる収入をメディア各社に分配し、収益につなげる計画。

 博報堂DYメディアパートナーズ執行役員の桜井徹哉氏は「生活者のメディアの接触のあり方が大きく変わり、若者がスマホやネットを通して多くの情報を得るようになった。日ごろメディアに接する機会の少ない若者がアプリを通して、後で詳しく新聞を読んだり、テレビを見たりするきっかけになれば」と期待した。