秋晴れに、子どもたちの笑顔がはじける運動会シーズンの9月。最終土曜日の27日は宜野湾小学校でも恒例の運動会が開かれた

▼幕開けは幼稚園児から小学6年生まで約900人がそろう入場行進。そこにいつもと違う光景が広がった。整然と行進する列が男女混合だ。女子が数人続く列もあれば、男子が続く列も。男女が交互の列もある

▼同小はことし初めて「男女混合」で整列する運動会を開いた。かけっこも、玉入れも男女が入り交じり、「がんばれ~」という声援も同じ場所から男女の声が飛び交う。比嘉良成校長は「一体感がより増した」と満足げ

▼いつもとちょっと違う運動会は、ふだん、理由のない区別が当たり前になっていることに気づくきっかけにも。「テント設営は男性職員」と書かれた資料は「全職員」へ。準備係は「担当○年○組女子」から「担当○年○組」へ

▼実施を呼び掛けた宮良秀美教諭は「男女混合の列は、障がいなど子どもの個性が溶け込む力を持っている。同時に、男子や女子という塊としてでなく、一人一人の顔がよく見える集団になった」と話す

▼子どもたちは口々に「これ(男女混合)がふつう」とまるで違和感は無いよう。私たちの社会は個性の集まりで、性別は個性の一つにすぎないと知っている。運動会から社会が見えた一日。(黒島美奈子)