首里振興会主催の「かたやびらしまくとぅば大会」が27日、那覇市首里の石嶺公民館で開かれた。首里地区の小中学生に、古里に誇りを持ってほしいと同会が毎年開催。今回は2中学校、6小学校の13組・計63人が出場。学校紹介や祖父母から聞いた戦争体験、習い事に挑戦する姿勢などを、精いっぱいしまくとぅばで表現。大きな拍手を受けた。

学校を支える人々にふんし、しまくとぅばで発表する城北小学校1年4組の児童ら=那覇市首里、石嶺公民館

 城北小学校1年4組は、参加を希望した2年生6人を加え、最多の36人で出演。担任の中川信子教諭が台本を書いた「わたしたちの学校」を演じた。教員や家族、自治会長らが「わらびぬたみどぅやる、力からすさやー(子どものためだ、力を貸そう)」などと発声。地域が子どものために力を合わせる様子を表した。

 給食センター職員を演じた仲間雅(みやび)さん(2年)は「しまくとぅばだと明るいから楽しい。もっと勉強したい」と笑顔。祖父役を務めた邊土名(へんとな)朝陽(あさひ)君(1年)は「どきどきした。話せるようになりたい」と笑顔をみせた。

 三線を習い、しまくとぅばに触れているという城北中学校3年の新城智子さんは「うちなーんちゅぬ人々ぬ心やさしさ」と題して発表。食べ物を勧める言葉「かめー、かめー」について、「かどーるちゅ、われーがうんかい、しーぶさんんぃ、くくるがくぬくとぅばんかい、くみらっとーんでぃ(食べている人を笑顔にしたいという気持ちが、この言葉には込められている)」と分析。琉球の人々の「おもてなしの心」が今も受け継がれているとし「うちなーんでぃうまりてぃ、すだったるわんねー、いっぺーしぇーうぇーやいびーん(沖縄で生まれ育った私はとても幸せ者です)」と語った。

 新城さんは「しまくとぅばは沖縄だけのもの。意味を知り、使っていきたい」と笑顔で抱負を話した。