【浦添】地域らしい魅力を再発見する「まち歩き」イベントが23日、浦添市仲間であった。市内外の親子連れ約40人が約1時間半にわたって拝所、赤瓦、樹木、古井戸、石垣などのある風景を楽しんだ。沖縄県建築士会、県造園建設業協会、NPO法人沖縄の風景を愛する会が県から受託した一括交付金事業。

戦前から残る石垣(左)を見学する参加者=23日、浦添市仲間

 仲間自治会の比嘉鉦由会長は、浦添城跡付近の道路を市が白色に舗装していることを説明。城下町のイメージを広げようと、道路沿いに新築する家々や浦添中の屋根が赤瓦になったことを紹介した。

 新垣蒼眞(そうま)君(4)は、ツタをはわせた民家の石垣を見て「昔みたい」。父親の朝憲さん(35)は「初めて見たはずだけど、雰囲気を感じたんでしょうね」とほほ笑んだ。仲西朝枝さん(45)は、樹齢約100年の貴重なツゲモドキが残っていることを知り、高さ8メートル超の枝ぶりをまぶしそうに見上げた。

 仲西乙夏(おとか)さん(9)と上江洲琴美さん(8)は、沖縄線香の原料になるタブノキや滑車の残る古井戸に注目。与座岳琉(たける)君(10)と妹の果林さん(7)はリュウキュウコクタンの黒い実をかじりながら歩き、仲間樋川(ヒージャー)を通った小林奈生さん(10)は「ここで捕ったエビ、家で6年も生きたんだよ」と誇らしげだった。仲間に嫁いで40年になるという比嘉弘子さん(62)は「仲間は緑が多いだけでなくて、人と人のつながりが本当に強い場所。屋号まで分かりますよ」と胸を張った。