【西原】西原町立の幼稚園と小中学校で事故が起きた場合、医療保険適用外の治療費を無利子で貸し付けする制度を西原町が導入することが分かった。30日の9月定例会本会議で条例案を提案する。同町によると沖縄県内の他の市町村で同様の条例制定は把握していないという。

 貸し付け対象となるのは「学校管理下の事故」で負傷したり、負傷の疑いがある児童生徒。国内の医療機関で治療を受けた場合、保険適用外の治療費を最大200万円まで無利子で貸し付ける。県外治療の場合は旅費や宿泊費も含む。返済期限は貸し付け年度内。

 条例は、2012年1月以降に発生した事故にもさかのぼって適用する方針。町内では12年3月、小学5年生の男児が体育の授業中に後頭部を強打し「脳脊髄液減少症」と呼ばれる重症を負い、医療保険適用外の負担が発生する事故が起きており、西原町議会は町に対し、患者支援の施策を求める決議を6月定例会で可決していた。