沖縄電力(浦添市、大嶺満社長)は30日、太陽光発電の接続を申し込んだ世帯のうち、8月8日以降の申し込み分が接続できない状況になっていると発表した。発送電システムに影響を与えず、電力を安定供給できる許容範囲「接続可能量」を超えたため。

 一方、電力需給バランスが不安定になりやすい冬場の売電停止や、蓄電池を活用した夜間売電などの条件を満たせば個別の相談に応じる方針だが、各条件にも接続上限があるとしている。

 接続申し込みは8月8日以降も受け付けているが、接続の回答を保留している。同社では「接続は申し込みに対する回答があって確定する。結果を踏まえ、太陽光の発電設備を設置してほしい」と慎重な対応を呼び掛けている。

 電力は太陽光による発電量(出力)の増加に応じ、発電所の出力を下げて需給バランスを維持しているが、出力低下に下限がある。供給過多で周波数が乱れると、最悪の場合、停電する恐れもあるという。

 同社は電力需要が低くなる冬場(約750メガワット)を基準に、接続可能量を310メガワットに設定。実際の接続、接続見込みを含めて8月7日までに限界に達し、同8日以降の申し込み分は接続できない状況になった。