【宜野湾】沖縄県民の多くが反対する中、米海兵隊のMV22オスプレイが米軍普天間飛行場に強行配備されてから1日で2年を迎える。2012年に12機、13年9月に12機が追加され、2個飛行隊24機が駐留する。宜野湾市の目視調査では、2年間で2341回の離着陸や飛行場上空の通過を確認した。

米軍普天間飛行場に駐機しているMV22オスプレイ。深夜の飛行も常態化している=9月、同飛行場

 仲井真弘多知事や佐喜真淳宜野湾市長が求める県外への分散移転は進んでいない。防衛省は7月、佐賀空港への暫定移駐案を佐賀県に打診したが、翌月に見送る考えを示した。

 配備の際、政府は安全確保のために、午後10時以降の運用が制限される航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の順守、学校や病院など人口密集地を避けることなどを挙げた。しかし、今年9月には3日連続で午前0時を過ぎて飛行、住民から苦情が相次いだ。

 沖縄防衛局の調査で午後10時を超える訓練は配備後の18カ月間で71回に上り、常態化している。

 仲井真知事は30日、県議会で崎山嗣幸氏(社民・護憲)の一般質問に「県民の不安は払しょくされていない。24機の半分ぐらいは早めに拠点を散らしなさいと言って、実現に動きだしている」と答えた。

 宜野湾市は「市民の感覚として上空を飛ぶこと自体が駄目。引き続き、県外への移駐を国に求めていきたい」としている。