沖縄県飲酒運転根絶条例の施行から1日で5年。県内のことしの飲酒運転摘発件数は8月末現在で781件に上ることが30日、県警のまとめで分かった。毎月約100件が摘発されているのが実態だ。県警の調査によると、犯罪意識の低さも依然として根強い。飲酒運転に絡む死亡事故は26件中7件、人身事故は4077件中73件で、それぞれ全国平均の3・7倍、2・3倍。統計のある過去10年間、人口千人当たりの全国ワーストで推移している。

飲酒運転実態調査

 「捕まらないと思った」「その程度は大丈夫だと思った」。県警がまとめている飲酒運転の摘発者への実態調査によると2008年から6年間、回答者の6割超がいずれかを飲酒運転の理由とした。

 飲酒前の意思を問う項目では「飲むと分かって車を運転した」は、08年の26・9%から10年には51・9%とほぼ倍に。「運転をするので飲むつもりはなかったが、つい飲んでしまった」を逆転し、10年以降は回答者の2人に1人が最初から飲酒運転となることを想定の上でハンドルを握る「確信犯」的な行為だった。

 13年の県内の検挙件数は1388件で大阪、愛知、東京の都市部に次ぐ全国4位。飲酒絡みの人身、死亡事故の割合は長年、全国平均を大きく上回り、ことし上半期も双方とも全国ワーストだった。