「ここまで寂れていたか」と思い、ため息が出た。沖縄市銀天街商店街振興組合が解散した。沖縄市照屋の銀天街は、かつては勝連や与那原からも買い物客が訪れ、行事や祝い事の前には、ここで必要なものを買いそろえたりした ▼「毎日通って街の雰囲気を楽しんだ」と懐かしむ女性や「一張羅を着て遊びに行く場所だった」という男性も

 ▼組合は解散しても、もちろん各店の営業は続いているのだが、シャッターが下りたままの店のほうが多い。かつてのにぎわいは、見る影もない

 ▼銀天街の活性化を目指す取り組みが、実に20年前から本紙で取り上げられている。それらの記事では、人を呼び込むための舞踊団結成や結婚式など、さまざまな工夫やイベントを紹介している。女性や青年らが関わったり、子どもの居場所づくりなどにも取り組んできた

 ▼しかしそれも、売り上げにつながっていない、と内部から不満があり、組合離れにつながったという。イベントでは商店街活性化はできない、ということか。それとも、やり方に問題があったのか

 ▼この街特有の事情もあるだろうが、ほかの地域や商店街も人ごとではなかろう。街は生き物、変わっていくのは当然。しかし、客足が遠のくのも時代の流れでやむを得ないのだろうか。このまま街が、しぼんでしまうのは寂しい。(安里真己)