【嘉手納】米海軍兵が酒酔い運転で嘉手納町の国道58号を逆走し、衝突した車の男女2人に重軽傷を負わせた事故を受け、嘉手納町議会(徳里直樹議長)は10日午前の6月定例会最終本会議で、事件に抗議する意見書案と決議案を全会一致で可決した。

米兵による飲酒事故への抗議決議を全会一致で可決する嘉手納町議会=10日午前、嘉手納町議会

 意見書と決議は、元海兵隊員で米軍属による女性の遺体遺棄事件発覚後に繰り返された点を問題視。「在沖米軍が、基地外での飲酒や深夜外出、祝宴などを禁止する措置をとった直後の事件であり、県民に与えた衝撃と喪失感は言葉で言い表すことができない」と在沖米軍の再発防止策が形骸化していることを厳しく批判した。

 その上で「綱紀粛正と再発防止を要求してきたが、一向に改善されない現状に強い怒りを覚える」として、日米地位協定の抜本的改定など4項目を求めた。要求はこのほか、被害者への謝罪と完全な補償と米軍人・軍属の綱紀粛正の徹底、事件の再発防止と具体的な解決策を日米両政府で作成し、早期に公表することを求めている。

 宛先は意見書が内閣総理大臣と外務・防衛大臣など。抗議決議は駐日米国大使や在日米軍司令官など。