【宮古島】農業生産法人オルタナティブファーム宮古(松本克也代表)が、出荷されずに摘果される未完熟マンゴーを使った酵素ジュース「ベビーマンゴーエッセンス」(税抜き1180円)の製造・販売を始めた。若いマンゴーの自然発酵で、赤ワインの2倍のポリフェノール量を含有。高い抗酸化力があるとし、健康や美容に効果のある飲料として海外を視野に増産・増販させたいという。

摘果マンゴーを使用したジュースを紹介した下地市長(前列右)と松本代表(同左)ら=宮古島市役所

 松本代表によると、マンゴーの生産時、間引きのため出荷量と同量(約600トン)の未完熟のマンゴーが摘果されるといわれている。この出荷されないマンゴーを活用し酵素ジュースを製造する。

 商品は濃縮タイプで、5倍ほど水で薄めると、酵素ジュースができあがる。同社は炭酸水や酒で割っても、おいしいと勧める。豆乳で割ることも女性に人気で、野菜のドレッシングなどさまざまな楽しみ方があるという。松本代表は「マンゴー農家の新しい収入源にもなる。島内外に発信して宮古島のマンゴーブランドを底上げしたい」と話す。

 同社では今年、1万2千本の製造を終えた。販売開始から2カ月半で中国や県外、島内で約半数が売れたという。

 島内では宮古空港市場や島の駅、ホテルなど7店舗で販売。島外向けにインターネットでも受け付けている。今後は海外への販路拡大を視野に、パインを利用したシリーズ商品を開発する目標を掲げている。

 新商品の販売報告を受けた下地敏彦市長は「摘果されるマンゴーに付加価値を与える良いアイデア。マンゴーの可能性が広がった」と話した。