【平安名純代・米国特約記者】ペルシャ湾で1日、訓練中の米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが強襲揚陸艦から離艦直後に失速し、乗員2人が脱出した事故について、米国防分析研究所(IDA)の元主任分析官レックス・リボロ氏は2日、本紙の取材に対し、「回転翼航空機が揚陸艦からの離艦の際に出力を失うのはまれではない。たいていは船のタンクの中の燃料が汚れているのが原因」と述べた。

 リボロ氏は、現時点で事故に関する情報が限定的なため、原因の特定には、より詳細な情報が必要とした上で、「離陸時の出力喪失はオスプレイにとって重大な失敗」と指摘。しかし、パイロットが着艦に成功していることから、「機体の制御を失ったようには見えない」とも話した。

 米軍当局が2人の乗員が「脱出」したと公表した点については、「通常、オスプレイ後部の乗員はパラシュートを装備していない。脱出という言葉が適当だと思わない」と疑問を呈した。

 一方で米海軍当局は2日、海へ飛び降り行方不明となっていた乗員1人の捜索を打ち切ったと発表した。