大型で非常に強い台風18号は4日、大東島地方を暴風域に巻き込みながら北北西に進んだ。北大東では午後2時35分に最大瞬間風速45・3メートルを記録、同じく北大東の午後11時20分までの24時間雨量は245・5ミリと10月の観測史上最多になった。また、読谷村の残波岬で女性1人が行方不明になった。強風で転落した可能性がある。

台風18号 4日21時現在

 沖縄気象台によると、大東島地方は5日明け方に暴風域を抜けるが、夜遅くまで強風が続く。沖縄本島地方は暴風域には入らなかった。5日夜遅くまで強風が吹く見込み。

 南・北大東両村では4日、一時300世帯が停電したほか、車庫の屋根が飛ぶなどの被害があった。交通は琉球エアーコミューターの南北大東路線で5便が欠航、船も本土航路と離島航路で欠航が相次いだ。

 台風18号は4日午後9時現在、南大東島の北北東約160キロにあり、時速10キロで北北西に向かっている。中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。

 勢力を保って5日朝に鹿児島県の奄美地方へ近づいた後、進路を北東に変える。6日にかけ西日本から東日本の太平洋側に接近し、猛烈な風雨となる恐れがある。不明者の捜索が続く御嶽山(長野、岐阜県)では雨による土石流の恐れがある。気象庁予報課の佐々木洋主任予報官は4日に記者会見し「列島にかなり接近するのは間違いなく、上陸の可能性もある。土砂災害や洪水に厳重な警戒が必要」と呼び掛けた。政府は首相官邸に情報連絡室を設けた。