イスラム教徒(ムスリム)への理解を深めるための「ハラール受入基礎セミナー」(主催・沖縄観光コンベンションビューロー)が7日、那覇市内のホテルであった。県内在住でイスラム教徒のモハメッド・アブデルミギード氏や「ムスリム・フレンドリーホテル」の認証を取得したホテルゆがふいんおきなわ(名護市)を経営する前田産業ホテルズの福澤香営業課長が登壇し、イスラム教徒の文化や習慣への理解、県内での受け入れ態勢の強化を訴えた。

 セミナーにはホテル業や旅行業者、食品製造業、自治体の関係者ら約150人が参加した。

 モハメッド氏はエジプト出身で、那覇市内の小学校で英語の授業を担当するALTを務めている。エジプトの旅行会社で日本人観光客のガイドやツアーコンダクターを務めた経験などを基に、「観光産業はお客さまの満足を目指すもの」と強調。イスラム教徒のお祈りや食事の文化を理解する重要性を指摘し、「ムスリムの観光客が訪ねやすい環境をつくることで、観光のさらなる発展を目指せる」と話した。

 福澤課長は調理器具の購入や調理場の専用処理など、認証に向けた自社の取り組みを紹介。認証取得について「観光業界がオール沖縄で取り組み、集客・誘客に結び付ける必要がある」と語った。