11月16日投開票の県知事選と同日選挙となる那覇市長選候補者について、自民党県連の選考委員会(委員長・国場幸之助衆院議員)は7日、前副知事で弁護士の与世田兼稔氏(64)の擁立を全会一致で決定した。

与世田兼稔氏

 国場委員長は選定の理由として「自公体制が組める可能性が非常に高く、これからの那覇市をどのようにつくるのか自分の言葉で語ることができる情熱と使命感のある候補者」と説明。

 35年の弁護士経験に加え、副知事や沖縄弁護士会会長、県公安委員会委員などの要職を歴任したことに触れ、「県、那覇市内に太い人脈を形成している。短い選挙戦でも即戦力として体制を組みやすい人物だ」と評価した。

 会見には県連会長の西銘恒三郎衆院議員や副会長の翁長政俊県議、島尻安伊子参院議員らも同席した。自民党県連は近日中に与世田氏の出馬表明会見を開き、政令指定都市に限定される党本部推薦の獲得に向け調整に入る。

 要請を受諾した与世田氏は「保守中道という那覇市政の運営理念を断固として守る。21世紀ビジョンの那覇市具体化案を策定すれば多くの市民の理解と賛同を得られる」と主張。選挙経験がなく後援会も持たないが「弁護士経験で構築された多数の依頼者や副知事の職務を通して知己を得た自治体の長や県議、市議の人脈は何物にも替え難い支持基盤」と強調した。

 与世田氏は1950年、石垣市出身。明治大法学部卒、立教大大学院修了。2004年沖縄弁護士会長、11年から13年まで副知事を務めた。