【東京】国内の米軍施設から脱走した米兵が2011年7月~14年8月末の間で23件に上り、うち沖縄県内は4件だったことが7日、分かった。県内で発生した4件のうち1件は行方不明のままとなっている。照屋寛徳衆院議員(社民)の質問に警察庁が回答した。

 県内であった4件のうち、行方不明1件のほか逮捕が2件、自主的に基地内に戻ったのが1件(ことし9月24日現在)。逮捕のうち1件は米国内での身柄確保だった。直近で発生したのはことし4月5日に脱走し、5月16日に米国内で身柄確保された事例だった。

 日米間では、神奈川県横須賀市で起きた強盗殺人事件を受けて08年5月の日米合同委員会で、脱走米兵について米側が日本側に通報し逮捕要請することを合同委員会で合意した。

 県内で13年3月に脱走した事例は、米軍から日本側に逮捕要請されたのは6月で約3カ月後だった。

 一方、08年4月~11年6月末までに県内で発生し行方不明だった7件のうち5件は身柄が確保されたことも明らかになった。

 照屋氏は、「脱走米兵の速やかな逮捕の手配がなされておらず、発生自体が県民に伏せられている。県民生活の安心・安全を確保する意味でも非常に問題だ」と通報体制や情報提示の在り方を疑問視している。