那覇市長選の告示まで9日で1カ月と迫った。すでに出馬を表明している副市長の城間幹子氏(63)と、自民党県連が7日に擁立を決めた前副知事の与世田兼稔氏(64)の一騎打ちとなる公算が大きい。

 城間氏は「翁長市政からのバトンタッチ」を強く訴え、県知事選に出馬する前市長の翁長雄志氏(64)の後継候補をアピール。市議会保守系の新風会、共産、社民、社大をはじめ、経済界の関係者らが知事選と同じ枠組みで結束し、ダブル選挙の相乗効果を狙う。27日の臨時議会で退職を表明、その後、政策を発表する。

 一方、与世田氏は「保守中道の市政理念を断固として守る」と自らの政治姿勢を主張。副知事として仲井真弘多知事(75)を支えた実績を訴えながら政策遂行力を強調する。自民県連は、自公体制が組める候補者と期待。知事選に出馬する仲井真氏との共闘態勢を整える。近日中に正式に出馬表明する予定だ。

 市政の課題となっている財政や福祉、子育て、米軍基地問題などについて、両氏とも近く政策を発表する予定で、具体的な政策論争が本格化する。

 市選挙管理委員会によると9月2日現在、市の有権者数は25万1714人。那覇市では県知事選、市長選、県議補選、市議補選の計四つの選挙が同日に行われる見通しだ。