重い心臓病のため米国での移植を目指す桑江中学校1年の松島良生(らい)君(12)を支援しようと、2011年に米国で心臓移植を受けた要美優さん(16)を救う会は来週にも、余剰金1億2500万円を寄付する。一方、沖縄三越労働組合(下地和彦委員長)は8日、100万円を「らい君を救う会」に寄付した。

 同労組は沖縄三越の閉店に伴い、退職を余儀なくされた組合員に積立金から「再就職活動費などに使ってほしい」と餞別(せんべつ)金を支給した。残った積立金について、組合員から「社会貢献に使ってはどうか」という意見が出たため、9月の臨時大会で松島君への寄付を決めた。

 県庁で「救う会」役員の屋比久里美さん(54)に目録を手渡した川満出副委員長(38)は「寄付には、沖縄三越労組のOBやOGの思いも込められている。個人や企業にも支援の輪が広がってほしい」と呼び掛けた。

 「救う会」によると7日現在、目標の2億1500万円に対し、4256万7065円にとどまっている。問い合わせは同会事務局、電話098(989)7798(午前10時~午後4時)。

■浦添市長に協力呼び掛け 心臓移植の美優さん父

 【浦添】県民の支援で2011年、米国で心臓移植を受けた要美優さん(16)の父、俊明さん(50)=市勢理客=が8日、浦添市役所に松本哲治市長を訪ね、松島良生君への支援呼び掛けを求めた。美優さんは現在、月に1度大阪の病院に通いながら、県内で高校生活を送っている。

 俊明さんは7月、県立南部医療センターを通じて良生君の父親と知り合ったという。「今回は募金の集まりが鈍いようで不安。娘を支えてくれた浦添のパワーは、手作り募金箱からチャリティー公演まですごかった。それをもう一度良生君に向けてあげたい」と話した。