【石垣】秋の風物詩の「サシバの渡り」が8日、石垣市で観察された。上昇気流に乗ろうと数百羽が「鷹柱(たかばしら)」をつくり、越冬地の東南アジアなどに向けて飛び立った。

石垣上空に飛来したサシバ=石垣市・バンナ公園付近

 県営バンナ公園の渡り鳥観察所上空では、北風に乗ったサシバが雲の間から次々に現れ、同日午後4時半までに約700羽を観察。ダイナミックに上昇気流に乗ってみせた。

 二十四節気の寒露のころ、八重山各地でサシバの渡りが見られ始める。中にはそのまま越冬する個体もいる。

 観察所からは高く飛行したり、地上に急降下するなどサシバが複雑な動きを見せた。長旅に向かうか、ここを終着点にするか迷っているようだった。(奥沢秀一通信員)