民主党県連は10日、常任幹事会を開き、喜納昌吉代表が代表職を辞任し、新代表に花城正樹那覇市議が就任する人事案を決めた。民主党本部の反対を押し切って喜納氏を擁立した県連に対し、党本部が代表の交代を求めていたことを受け、喜納氏が自ら辞任を申し出て了承された。

花城正樹氏

 党本部は来週の常任幹事会で喜納氏の除籍を決める方針だが、喜納氏は10日、選対本部の事務所を那覇市内に設置しており、出馬する意思を変えていない。

 民主県連は喜納氏が出馬しても、組織的な支援はしない方向。花城新代表の下で連合沖縄や党本部との冷え切った関係の修復に向け、仕切り直しを図る。

 一方、喜納氏は事務所開きで、「党本部は私の県連運営が著しく不適切で、県民の信頼を失墜させたとしているが承服できない」と述べ、自ら離党する意思のないことを強調。

 「翁長雄志氏が埋め立て承認の撤回を公約すれば出馬しない意向だったが、翁長氏の姿勢は変わらなかった。私は承認の取り消し、撤回を公約として明確に掲げ出馬する」と明言した。

 承認撤回後の対応では、普天間飛行場の機能を暫定的に嘉手納基地に統合し、その後に県外移設を求める従来の主張を「合理的だと思う」とし、暫定的な県内移設を容認する考えを示した。

 地元の首長や住民が、暫定的であっても統合案に猛反発していることには「もし反対ならば全面返還の運動をすればいい。爆音訴訟団もただお金をもらうだけでなく、返還運動をすべきだ」と持論を展開した。

 一方、知事選に関する県連からの選挙協力は「若い人たちに迷惑がかかるので、協力は求めない」として、組織に頼らず草の根の運動を展開する意向を示した。