沖縄県警は11日までに、県内で発生した交通人身事故の分析結果を基に、速度違反の効果的な取り締まりを図る「県警速度管理指針」を策定し、ホームページ(HP)で公表している。速度の出やすい道や重大事故発生場所など、重点的に取り締まる路線や時間帯などを県民に発信し、速度超過の事故を抑止するのが狙い。

豊見城署の速度取り締まり指針(県警HPから)

 指針は、速度超過事故の発生状況や死亡・重傷事故率が高まる危険性、車両速度と致死率、取り締まりによる事故抑止効果-などの調査結果から総合的な速度管理の必要性を示した。県内14署も、それぞれ取り締まりの重点時間・区域などを随時HPで公表する。

 11日現在、豊見城、嘉手納、宮古島、本部の4署が公表している。豊見城署は国道331号の山下-名嘉地地区が午前8時~午後10時、嘉手納署は国道58号を午後2~4時と同10時~午前0時を重点的に取り締まる。

 県警によると、2013年の全人身事故で、速度超過があったのは5・5%だが、全死亡事故での速度超過は全体の54%。速度超過に伴う死亡事故率は7・5%で、そうでない場合の0・4%の18・8倍だった。

 県警交通企画課の大城吉孝調査官は「取り締まりの必要性や考え方を示すことで、県民に速度取り締まりの重要性を理解してもらいたい。自ら制限速度を守っていただき、安全意識を高めてほしい」と話した。