【久高泰子通信員】8月29日から10月18日まで、パリ左岸にある世界最初の百貨店といわれる「ボンマルシェ」デパートで、「左岸の日本」という日本展が開催されている。

世界初の百貨店の一角に設置された沖縄コーナー=パリ「ボンマルシェ」デパート

 同店の食料品館の一階売り場には北海道、京都、奈良、和歌山といった日本各地の物産、茶、酒、米、麺類、煎餅などの菓子類の食品、飲料水など150種類の商品が会場いっぱいに展示されている。正面入り口から入った真ん前に沖縄コーナーが設置されている。

 沖縄の地図が表示され、「日本の最南端に位置する沖縄の島の住民は独特の健康な食療法のおかげで、世界の長寿記録を保持。食品はおいしく変化に富み、低カロリーで病気防止効果がある栄養分を豊富に含む」と解説。「沖縄料理は中国、台湾、韓国の影響を受け多様性がある。精選した100%沖縄産の食品を味わってほしい」と訴えている。さんぴん茶、シークァーサージャムやジュース、ヌチマースなど30種の商品を出展。

 初日の開店早々から、沖縄コーナーを訪れ、塩せんべいなどを買う親子連れ。日本展で沖縄食品の販売があるとの情報を知り、待ち望んでいたとのこと。開催2週間後の状況で沖縄食品は非常に好評で、売れ行きが良く、追加注文もあったという。

 世界最初の百貨店といわれ、左岸にある高級イメージのある同店は毎年異なる時期に、ある国や地方の文化と特産品展を開催する。今年は「日仏文化協力90周年」ということで、日本展を企画。県産業振興公社は長寿の島としての県食品をPRするため、去年夏からこの企画に乗じ、沖縄食品をメーンとして売り出すことに成功した。県として、まとまったコーナーがあるのは沖縄だけである。