宜野湾市(佐喜真淳市長)が市真栄原の通称・旧新町に福祉機能を備えた交流拠点施設を計画している。本年度内に実施計画を策定し、防衛省の高率補助事業で建設する方針。違法風俗店の浄化でゴーストタウン化した街のイメージを一新し、地域の活性化を図りたい考えだ。

宜野湾市真栄原の旧新町に計画している交流拠点施設のイメージ図

 市は2012年から、旧新町を含む真栄原2丁目全体の再開発を調査。13年には地域説明会を行い、住民アンケートでは現状に対し、違法風俗店再開の懸念やゴーストタウン化による地域イメージの悪化、犯罪の温床にならないかなどが上位となり、旧新町の整備を要望する声が挙がった。

 ことし9月に防衛省へ実施計画策定のための補助を申請し、内示を受けた。総事業費は普天間周辺の計画と合わせて計90億円となる見通しで、まちづくり支援事業で7・5割が国の補助となる。

 今回の計画は従来、普天満宮の門前町の整備を計画していた普天間飛行場周辺まちづくり事業に加え、一体的な内容となる。

 建物には会議室やホールを設置し、サークルや講演会、地域住民や外国人との交流拠点とする。保健相談センターや社会福祉センターも入り、子育てや障がい者支援の機能も備える。

 実施計画策定後、16年に実施設計に入る予定だが、来年3月に返還される米軍キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区の跡地利用などもあり、完成は最短でも25年となる見通し。

 市は「戦前、普天間街道として発展してきた普天間、真栄原を地域資源として、まちづくりにつなげたい」と話している。