JR九州100%子会社のJR九州ホテルズ(福岡市、小濱和彦社長)と、オリオンビール(浦添市、嘉手苅義男社長)は14日、那覇市牧志の沖映通り沿いにJR九州の宿泊特化型ホテル「ブラッサム」を2017年春に開業すると発表した。オリオンが所有する土地にホテルを建設、JR九州ホテルズが賃借し、ホテル運営を手掛ける。JR九州グループの沖縄でのホテル進出は初めて。

JR九州のホテル計画地

 予定地は敷地面積約2166平方メートル。沖縄芝居の劇場があった「沖映本館」などがあった場所で、現在はコインパーキングとして使われている。ホテルは延べ床面積8600平方メートル、客室数220室規模となる見込みだが、設計・施工業者は未定。オリオンは11年6月に同土地を取得、現在はみずほ信託銀行を通じて不動産信託受益権を保有している。

 オリオンは複数の事業者からホテル開発の提案を受けたが、関東・関西に代わる方面からの誘客拡大を念頭に、九州全域に集客ネットワークがあるJR九州の提案を受け入れたという。

 国際通り周辺では沖縄三越跡や那覇タワー跡、牧志1丁目の再開発など開発計画が相次いでいる。オリオンの担当者は「地元企業として国際通りの活性化に何らかの貢献ができればと考えてきた。地元客の集客につながる施設が近くにできれば、相乗効果でさらに通りが活気づくのではないか」と期待した。

 「ブラッサム」ブランドはダブルやツインルームを主体に家族連れやシニア層、企業の管理職層などをターゲットにした“プレミアムクラス”のホテル。同じブランドでは来年春開業予定の大分と合わせて全国5施設目、JR九州グループとしては14施設目のホテル開業となる予定。

 JR九州ホテルズの担当者は「今後も国内外からの観光客の増加が見込まれる沖縄でホテルの知名度を高めていきたい。九州での情報発信力を持っているので、沖縄への送客に貢献できる」と話した。