【石垣】東アジアだけに約2千羽しか生息していない絶滅危惧種のクロツラヘラサギ18羽が14日、越冬のため、石垣市宮良に飛来した。

波打ち際でエサを探すクロツラヘラサギ=石垣市宮良

 宮良湾では波打ち際で身を寄せ合い、ヘラのような大きなくちばしを海面に付け、エサを探しているようだった。うち、1羽は個体識別の色足環があり、上から赤、だいだい色、緑の3色が確認された。

 サギと名が付いているが、コウノトリ目トキ科の野鳥。朝鮮半島西海岸や中国遼東半島の離島で繁殖し、10月からベトナムや台湾、香港、中国南部、日本などの越冬地に渡る。母親と野鳥観察をしていた大江みち君(大本小4年)は「最初はいつも見るサギだと思った。見られてラッキー」とうれしそうに話していた。(奥沢秀一通信員)

■ひんやり 糸数17・8度

 大陸から寒気が流れ込んだ影響などで、15日は県内各地でこの秋一番の冷え込みになった。県内に28カ所ある観測所のうち、ほぼ全ての地点で今季最低になり、11月下旬並みになった所もあった。

 沖縄気象台によると、南城市糸数で17・8度(平年比マイナス3・4度)を記録したのを始め、次いで名護市宮里の18・8度(同3・7度)、竹富町大原の19度(同3・9度)と続き、11月中旬から下旬並みの気温になった。寒気の流入は続くとみられ、週末にかけ冷え込むという。