重い心臓病で米国での手術を目指す桑江中1年の松島良生(らい)君(12)を支援する「らい君を救う会」へ寄せられた募金額が16日、目標額を312万円余上回る2億1812万9473円に達した。9月22日の会の立ち上げから1カ月足らず。心臓移植へ向けて新たな道が開けた。

募金を手渡す知念高校生徒会長の城間大希君(右から2人目)と生徒たち=16日、北谷町浜川

 救う会の共同代表らは17日、目標達成を報告する記者会見を開く。

 会設立後、各方面から寄付の申し出が相次いだ。県内のスーパーやコンビニなどに設置された募金箱や振り込み以外に、事務所へ直接持ち込む人もいた。企業や団体からの寄付も日を追うごとに増え、多い日は1日10件ほどの贈呈式があった。

 車いすの少年が直接、サッカーのユニホームを手渡し「元気になって一緒にサッカーしよう」という言葉と募金箱を託したこともあった。

 15日には、2011年に米国で心臓移植手術をした要美優さんの費用を寄付でまかなった「美優ちゃんを救う会」からの余剰金1億2500万円も加わり、一気に目標に近づいた。

 前金として病院に振り込む金額は150万ドルで、円に換算して約1億6200万円。残金はドナーを待つ間の入院費用や滞在費に充てられる予定で、募金活動は今後も続ける。

 良生君は現在、県立南部医療センター・こども医療センターに入院しており、容態は安定しているという。

 共同代表の新垣次男さん(44)は「予想以上に早く達成できた。ご協力いただいた人には感謝の気持ちでいっぱい」と語った。