環境省那覇自然環境事務所は17日、ことしのヤンバルクイナの交通事故件数が過去2番目に多い42件に上っていると発表した。生息数や生息域が回復してきていることが要因と考えられているが、同事務所は「生息数はまだ少なく、この多さは大きなダメージだ」として、やんばる地域での運転に注意を呼び掛けている。

 同事務所によると、これまで事故の発生が少なかった国頭村の北部や南東部で事故が増加している。1995年の統計開始以来、事故が確認されていなかった東村で2件発生した。

 例年、事故件数が減る9月以降も断続的に発生している。ことしは17日現在で42件に上り、そのうち38羽が死に、2羽が治療中。残り2羽は放鳥した。

 過去最多だった2012年の47件に迫り、13年の35件を上回る件数となっている。同事務所は「早朝、夕方のヤンバルクイナの行動が活発になる時間帯は十分に注意を」と訴えている。