舞台袖では落ち着かず、外へ出た。2011年10月、講演を控えた会社員の宮城貴子さん(29)は、飲酒運転で1人の命を奪った罪を初めて公の場で語ろうとしていた。用意した原稿を開き、読み返そうとしたが進まない。「泣くのは加害者じゃない」。原稿をしまい、自分に言い聞かせた。 事故は09年6月。