第9回うるま祭り闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会、後援・沖縄タイムス社)が18日、うるま市石川多目的ドームで行われた。普段は有料の闘牛が無料で見られるとあって地元の家族連れ、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約2500人が詰め掛けた。主催者あいさつ、くす玉割りなど恒例のセレモニーの後に早速対戦開始。次々に10取組が繰り広げられ、巨体激突の迫力場面に観客の目はくぎ付けとなった。

常勝会龍虎(左)の鋭い押し込みで体勢を崩され敗走する九紋龍=18日、うるま市石川多目的ドーム

常勝会龍虎(左)の鋭い押し込みで体勢を崩され敗走する九紋龍=18日、うるま市石川多目的ドーム

 注目を集めた結びの一番(優勝旗争奪戦)は期待通りの熱戦となり、会場を沸かせた。攻め(九紋龍)と守り(常勝会龍虎)、対照的な両牛の対戦だったが、龍虎が九紋龍の攻めを完封し、7分19秒で完勝した。

 両牛、対戦開始と同時に力のこもった押し合い。速攻に定評がある九紋龍の鋭い腹取りがどこでさく裂するかが焦点だったが、龍虎は湾曲した鋭い角を九紋龍の額に当て、九紋龍の前進を食い止めた。

 交角し、がっぷりと組んでの押し合いでも龍虎が後退することはなく、逆に九紋龍を押し返す場面も再三。対戦開始5分がひとつのめどだったが、ここを過ぎたあたりで会場からは小さなざわめきも。観客が固唾(かたず)をのんだ7分に勝負は急展開した。

 激しくもみ合い、腹取りの応酬となったが、戦意の鈍った九紋龍がいきなり戦列を飛び、脱兎(だっと)のごとく敗走。歓声が起きる中、一瞬にして勝負に幕が下りた。龍虎は前場所の敗戦を帳消しにする見事な復活劇となった。

 対戦の動画などは、http://togyu.ti‐da.net/previewで見ることができる。

 次回は、二つの祭り闘牛が同日開催される。26日の午後11時からは読谷村むら咲むら闘牛場で読谷まつり闘牛大会、午後3時からは今帰仁村営闘牛場で今帰仁村総合まつり闘牛大会がそれぞれ予定されている。入場無料。

(又吉利一通信員)