【台北市で新垣卓也】オリオンビール(浦添市、嘉手苅義男社長)は18日、台湾・台北市の統一阪急百貨店2階「夢広場」で、海外初開催となる「オリオンビアフェストin台湾」を開催した。フェストを海外で開くのは初めて。来場者は「飲みやすくておいしい」と喜び、県産ビールを楽しんだ。関係者は海外への販路拡大のきっかけにしたいと意気込んでいる。フェストは19日まで。

「飲みやすくて最高」と満面の笑みでビールを楽しむ来場者=18日午後7時ごろ(現地時間)、台北市・統一阪急百貨店2階「夢広場」

 阪急百貨店は台北市の繁華街の一角にあり、開幕すると来場者が次々と訪れ、500席が用意された会場を埋めた。生ビール販売コーナーは長蛇の列ができた。

 モズクの天ぷらやジーマミー豆腐、サーターアンダギーなどの沖縄料理のブースも並び、人気を呼んでいた。ステージでは人気バンドディアマンテスや民謡グループのライブもあり、多くの来場者が音楽に合わせて踊りだし、カチャーシーで盛り上がった。

 オリオンビールは1997年、台湾へ初めて出荷し、樽(たる)生(20リットル)を飲食店などに販売していた。

 2010年には350ミリリットル缶、14年から500ミリリットル中瓶を量販店や飲食店に向けて販売を始めた。台湾への出荷量は13年度で624・3キロリットル。オリオンの海外輸出量全体の44%を占める。

 オリオンは5月に台湾で開催したイベントで、ビールの試飲でPRした。約25樽分ををプレゼントし、好評を得た。

 海外向けの出荷で最も歴史が長い台湾で、販売につなげるイベントを開催しようと、海外初のビアフェストが企画された。

 友人と会場を訪れた台北市内の会社員、フォン・ウェイさん(29)は初めて飲むオリオンビールに「泡がすごくなめらかで、苦みもちょうどいい」と満足そうに飲み、「ビールとつまみ、それに音楽が加わると最高の気分」と笑顔だった。

 嘉手苅社長は「きょうはまだスタートを切ったばかり、来年、再来年に向けて、台湾はもちろん諸外国でのビアフェスト開催にも挑戦していきたい」と話した。