南風原町津嘉山の学童クラブわんぱく家(や)で18日、恒例の「十八番大会」があった。ガジュマルの木の下の特設ステージ。小学1年から6年まで一人ずつけん玉や縄跳び、こま回しなどの得意技を披露する。日ごろの遊びの中で磨き上げた大技が決まるたび客席の家族から大きな拍手が沸き起こった

▼緊張して演目を言い出せない子は上級生が駆け寄って励ます。異年齢集団で群れて遊ぶ学童クラブのよさが垣間見える

▼手品や楽器演奏、ダンスを見せる子もいる。一人一人が自分の好きなことを選ぶという点に意味がある。うまい、へたは関係ない。好きなことだから失敗しても何度でも挑戦する。家族や仲間の前で自分のベストを出せれば「大成功」だ

▼さまざまな国際調査で日本の若年層は欧米やアジア諸国と比べ、自尊感情が低いという結果が出ている。自分を肯定できず、成人後の人間関係や社会生活にも影響するとの分析も多い

▼わんぱく家代表の山本隆さん(51)は「褒められたいことで、褒められたい人から褒められることが大事。家族や仲間に認められる体験を通して達成感、自己肯定感を味わわせたい」と話す

▼失敗した子には「もう一回」「頑張れ」と温かい声援が飛んだ。けん玉に何度も挑戦し、やっと成功した子は照れながらも達成感いっぱいの笑顔をみせた。(田嶋正雄)