沖縄大学(仲地博学長)が宮古・八重山地区出身学生への給付型奨学金を創設したことが、20日までに分かった。離島出身者の経済的負担を減らすことが目的で、2015年度からの給付に向け準備を進めている。沖大の担当者は「離島出身者に特化した奨学金は、恐らく県内大学で初めてではないか」と話している。

 宮古・八重山地区出身者のうち、経済的理由で修学が困難な学生が対象。給付額は授業料半額相当の35万円。返済の必要はない。企業や個人から寄付を募り、集まった資金で給付人数を決める。

 沖縄宮古郷友会連合会、在沖八重山郷友会連合会が協力し、沖大後援会、宮古・八重山出身の卒業生が中心となって企業や個人に寄付を呼び掛けている。

 仲地学長は「経済的理由などから、離島の学生は本島より大学進学率が低い傾向がある。経済的な心配をしないで進学できるようにと創設した」と説明。

 竹富町出身で在沖八重山郷友会連合会の入川博明会長は「離島出身者の中には、資金面から進学を諦めたり、せっかく進学しても学資が続かなかったりする学生もいる。彼らにとって大きな支えになる」と期待した。問い合わせは同大企画総務課、電話098(832)2910。(西江千尋)