深刻化するニート(若年無業者)や引きこもり、不登校などの0~39歳の支援を目的にした「子ども若者みらい相談プラザsorae(ソラエ)」が20日、那覇市の県総合福祉センター内に開所した。教育や福祉、医療など関係機関をつなぐ県内初の総合相談機能を持つ施設で複合的な課題に対応するため支援者のネットワーク構築も目指す。

子ども若者みらい相談プラザsorae(ソラエ)開所式でテープカットする(左から)上江田紫寿江統括責任者、県社会福祉協議会の新垣雄久会長、県子ども生活福祉部の金城武部長、内閣府の加藤弘樹参事官、放送大学の宮本みち子副学長=20日午後、那覇市首里石嶺町・県総合福祉センター

 2010年施行の子ども・若者育成支援推進法で支援体制の整備が努力義務とされ、全国で14カ所目の子ども・若者総合相談センターとなる。

 福祉センターでは同日、国や県、若者支援の関係者ら約200人を集め記念式典とテープカット、看板設置などが行われた。

 ソラエ統括責任者の上江田紫寿江さんはNPO法人サポートセンターゆめさき代表。約30年の活動を通して不登校や引きこもり、非行、児童虐待、生活困窮など山積した課題解決へ包括的なセンターの必要性を痛感していたと指摘。「支援機関や医療、福祉、行政などと連携し、問題解決に取り組みたい」とネットワーク構築に意欲をみせた。

 子ども・若者問題は「不登校+発達障がい+親子関係」や「ひきこもり+精神障がい+貧困」など、複合的な課題を抱えているケースが9割以上とする調査結果もある。県内でも複合的な課題が多く、県によると15~34歳のニートの割合は県内が3・3%で全国より1ポイント高い。

 式典では内閣府子ども・若者育成支援推進点検・評価会議の宮本みち子座長(放送大学副学長)が「生きづらさを抱えた若者を放置しない社会を作る」をテーマに講演した。

 開所時間は水曜と日曜、祝日と年末年始を除き午前10時~午後6時まで(月曜は午後3時まで)。問い合わせはソラエ、電話098(943)5335。メールinfo@sorae.okinawa